20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
本サイトはアフィリエイトリンクを含みます(PR)
ワイン

赤・白・ロゼ・スパークリング・酒精強化、ワイン5種の製法の違い

2026-07-22 公開・読了目安5分

赤・白・ロゼ・スパークリング・酒精強化。ワインの違いは色や泡の有無だけではありません。原料のブドウをどう扱うか、いつ何を加えるか、という製法そのものが種類ごとに異なります。5種類の造り方の違いを整理しました。

5種類の比較表

種類主原料製法のポイント味わいの傾向
赤ワイン黒ブドウ果皮ごと発酵させ、色素とタンニンを抽出する渋みとコクがある
白ワイン白ブドウ(黒ブドウの場合は果皮を除く)発酵前に果皮を取り除くすっきり、フルーティー
ロゼワイン黒ブドウが中心果皮との接触をごく短時間にとどめる赤と白の中間、軽やか
スパークリングワイン白・黒どちらも二次発酵で発生する炭酸ガスを閉じ込める発泡、爽やか
酒精強化ワイン白・黒どちらも発酵の途中または後にブランデー等を添加する添加の時期で甘口・辛口が決まる、高アルコール

赤と白を分けるのは、果皮と付き合う時間

赤ワインの色とタンニン(渋み)は、ブドウの果皮に由来します。黒ブドウを果皮ごとタンクに入れて発酵させることで、果皮の色素と渋み成分がじわじわと果汁に溶け出します。一方の白ワインは、発酵を始める前に果皮を取り除いてしまうため、色もタンニンもほとんど残りません。つまり赤・白の違いは、ブドウの色そのものというより「果皮と一緒に発酵させるかどうか」が本質的な違いです。

ロゼワインは「短時間の果皮接触」で造る

ロゼワインには主に2つの製法があります。セニエ法は黒ブドウを果皮ごと8〜48時間ほど漬け込み、軽く色づいたところで果汁だけを抜き取って発酵させる方法。直接圧搾法は黒ブドウを白ワインと同じように圧搾し、プレスの際にわずかに移る色素だけで仕上げる方法で、セニエ法よりも淡い色になります。なお、完成した赤ワインと白ワインを混ぜて作る方法は、EUの規定では原則禁止されており、シャンパーニュ地方など一部の例外を除いて認められていません。

スパークリングワインは「二度目の発酵」がカギ

スパークリングワインは、一度完成させた通常のワイン(スティルワイン)に糖分と酵母を加え、もう一度発酵させることで炭酸ガスを閉じ込めて造ります。この二次発酵を瓶の中で行うのがトラディショナル方式(シャンパーニュ方式)で、きめ細かい泡が特徴ですが、1本ずつしか造れず手間がかかります。大きな密閉タンクの中で二次発酵させるのがシャルマ方式で、一度に大量生産できるため、日常的に飲まれるスパークリングワインの多くはこちらの製法です。なお「シャンパン」と名乗れるのは、フランスのシャンパーニュ地方でトラディショナル方式により造られたものだけです。

酒精強化ワインの甘口・辛口は「添加のタイミング」で決まる

酒精強化ワイン(フォーティファイドワイン)は、発酵の途中または後にブランデーなど度数の高い酒を添加して造ります。ポイントは、添加するタイミングによって甘口にも辛口にもなるということ。発酵の早い段階で加えると、糖分がアルコールに変わりきる前に発酵が止まるため糖分が残り、甘口に仕上がります(ポートワインなど)。逆に発酵がある程度進んでから加えると、糖分の多くが既にアルコールに変わっているため辛口になります(シェリーの一部など)。同じ「ブランデーを加える」という工程でも、タイミング次第で全く違う味わいになるのが特徴です。

ワインのエントリ一覧を見る →